
今日は母の師匠の勉強会に参加するため母妹と京都へ行ってきました。
さて、母の受講中の整体の講師の勉強会。
話に聞いていたとおり、本当にエネルギッシュな人々の集まりで、それぞれが個性豊か。
本当に素敵なものだった。
それぞれ大好きな 得意な分野を持ち、みんなでシェアし合い、
向上しあってゆこうという仲間の空気は本当に居心地が良かった。
整体に関しては自分の中で色々考えるところがあり、
本物を捜し求めている最中であるので 正直 これはどうなんだろう。
という思いは捨てきれていなかった。
もちろんそれまでに母から聞いていた話で やっとみつけたね! という思いはあったものの、
次男の産後に4件ほどの整体をみて、
まだ納得のいくものに出会えていなかったために、「整体や」ってものを信じきられなかった。
けれど この先生はほんまもんだなって感じたこと、それに
患者さんに対するフォロー、心にあった。
施術された方には、どういう状態であり、どういう施術を行い、
今後こういうったプランで施術をすすめてゆこうというレポートとプロフィールなどの資料を
一緒にお送りするそう。
私が行った整体で、誰一人としてしてくれなかったことだった。
そして一番知りたかったこと。求めていたこと。
自分の体はどうなるのか。出口の見えないことほど不安なことはない。
だからそれを示して差し上げる。
その言葉に目頭があつくなってしまった。
だってそれが本当の思いやりってやつだよね。
本当の思いがあれば、おのずと出てくる行動であるはず。
なぜ目頭まであつくしたのかというと、長男の陣痛中のことを思い出したから。
初めてのお産。できる限りからだとこころを整え、納得のいく自然分娩をしようと妊娠期間をすごしてきたけれど、
やっぱり陣痛は初めてで、初めての痛みと体の変化に戸惑った。
一応マニュアル的なお産の経過の仕方は頭に入れておいたけれど、
そんなもの100%自分に当てはまるわけがない。
自分は今どういう状態で、あとどれくらいでどうなるのか。
それが知りたくて、痛みに悶えながら何十回と付き添ってくれていた助産師さんに経過を聞いた。
助産師さんは苦笑いしながらも、なんとなくのあやふやな返事をしてくれたけれど、私はそれでも納得できず、
この痛みがどれだけ続くのだろうと気が遠くなり、その不安により、
痛みに追い討ちをかけた。
その時に 自分がどうなるのか、何をされるのか分からないほど恐いことはない!そう強く感じ、
それ以降のお産はすべて自分で把握できるようになろうと心に決めた。
人任せにすることではないと。
以降次男三男は、内診も自分で行い、お産が近くなると子宮口や
産道の変化はどういったものか、子宮口の開き具合をすべて自分で確認した。
人任せにしなくてはいけない不安がなくなったことにより、
自分で自分の経過をはっきりと理解できることにより、
一切の恐怖がなくなってようやく陣痛の気持ちよさを感じられるようになった。
不安の元はすべてそこから発生するもの。
現状を理解すれば それを受け入れて過ごしていける。
分からないことが一番こわい。
そんな考えを持っていた私だったから、
彼の一言には感激してしまったのだった。
こちらの整体法は、一般的に知られるようなゴキボキするものではない。からだに無理のかからない施術。
私が感じたことは、それはこどもが求めるのと同じような
「お手当て」だってこと。
頭をぶつけて痛がっているこどもに手を当て「いたいのいたいのとんでいけ」としてやると うそでしょ?!って思うほどけろっと泣き止む。
まるでおまじないのようだけれど、本当に癒し治してしまう。
おとなになると、なでてもらったり、よしよししてもらえることってなくなってしまうけれど、おとなにも必要なことなんだ。
だから施術っていうのは ただ単に骨の歪みを正すこと以上に大切な、
心の癒しまで与えてもらえるものなんだと感じた。
その人が気持ちよく生活できるようにとただ相手のことを思い、
手を当てる。
どんな技術より勝る大切なことなんじゃないかなぁと感じた。
私はまだ何も整体に関しては学んでいないけれど、
それが分かっただけで自分の家族にしてやれることってたくさんできたって思う。
いつも体を酷使している旦那さんにもっと手を当ててあげなくちゃ。
今は一番思うのがそれ。ぷぷ。
それにしても楽しかったので
またよろしくお願いします!
注:写真は全く関係ないもの。母に送ってもらうんだけどいつになるかわかんないから別で使いたかったものを一応。
がんばっておくってね~>はは。
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